その画像、仕事のサイトに使ってよい?AI画像・写真・素材の利用条件を確かめる方法

Webサイトを作っていると、「この写真を使いたい」「AIで作った画像なら自由に使えるのかな」と迷うことがあります。
画像を使う前に必要なのは、入手先、利用条件、画像に写っているものを分けて確認することです。無料で手に入ることと、どのような使い方でも許されることは、同じではありません。
最初に、画像をどこから入手したか記録する
画像ごとに、次の情報をメモしておきます。
- 自分で撮影した写真か、素材サイトの画像か、AIで生成した画像か。
- 入手元のサービスや権利者は誰か。
- 利用条件をいつ確認したか。
- お客様のサイトで使うことや、必要な加工が認められるか。
- 画像に人物、商品、ロゴ、建物などが写っているか。
実際に許可を得た場合は、その範囲と記録も、秘密や個人情報に配慮しながら残します。
素材サイトの「無料」の意味を確認する
素材サイトには、無料で使える画像があっても、利用できる範囲や禁止されている使い方があります。
たとえばPexels(ペクセルズ)は、公式の利用条件でWebサイト等への利用を案内する一方、画像に写る人物やブランドが商品を推薦しているかのように見せる使い方などを制限しています。[参考1]
別の素材サイトに同じ条件が当てはまるとは限りません。サイト名だけで判断せず、利用する画像と用途に合う最新の規約を確認してください。
AIで作った画像も、確認は必要
AIで生成した画像についても、利用したサービスの規約や、お客様との契約条件を確認します。
また、特定の人物・企業・作品を連想させる画像になっていないか、ロゴや有名なキャラクターに似たものが含まれていないかも確認しましょう。気になる場合は、使用を止めて、権利者や専門家に相談することも選択肢です。
文化庁は、AIを利用して作ったものが著作物に当たるかという問題と、既存の作品の権利を侵害するかという問題は別であり、個別の事情を踏まえて判断すると説明しています。[参考2]
「AIで作ったから、権利の問題は必ずない」とも、「AIで作ったものはすべて使えない」とも一律には言えません。
架空の画像を使う前の確認メモ
【例:架空の喫茶店の紹介ページ】
- 画像:コーヒーを持つ人物の写真
- 入手先:[利用した素材サービス]
- 用途:お店の紹介ページに掲載
- 加工:明るさの調整、サイズ変更
- 確認すること:商用利用、加工、人物の扱い、お店を推薦しているように見えないか
- 確認日:[実際に確認した日]
これは記入の型です。[ ]には実際の情報を書き、許可されていない利用や確認できない条件を推測で埋めないでください。
判断できないときは、画像を替える選択もある
利用条件が読めない、権利者が分からない、お客様の使い方で許可が必要か判断できない。そんなときは、確認が取れる素材に変更する方法があります。
他人の作品の利用については、文化庁も著作権だけでなく、肖像権や利用条件などを確認する必要があると案内しています。[参考3] 個別の判断に迷う場合は、権利者や専門家に相談しましょう。
無料ガイドでは、AIを使った仕事の始め方に加え、お客様との確認の考え方も順番にお伝えします。
【参考資料】確認日:2026年10月28日
[参考1]Pexels(素材提供サービス)「Pexels License(利用条件)」
https://www.pexels.com/license/
[参考2]文化庁「AIと著作権について」
https://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/aiandcopyright.html
[参考3]文化庁「他人の著作物を利用したい場合など」
https://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/seidokaisetsu/chosakukensha_fumei/