修正は何回まで?Web制作で「無制限」と伝える前に決めたい範囲

Web制作の修正は、「何回まで」と回数だけを決めるより、何を修正として扱うのか、どの段階でまとめて確認するのかを先に話し合うことが大切です。
修正を無制限にすると安心に見えますが、内容が曖昧なままだと、お客様も制作側も、どこまで含まれるのか判断できません。
「修正」と「追加」を具体的に分ける
例えば、合意した文章を誤って掲載した場合、掲載前に決めた文言を少し変更したい場合、新しいページや予約機能を追加したい場合では、必要な作業も事情も異なります。
だからこそ、「文字の変更は何点まで」「新しいページは含むか」「公開後の変更はどう扱うか」と、仕事ごとに範囲を説明します。制作側の不具合を、何でも追加料金が必要な変更として扱うのではなく、契約内容と事情を確認してください。
- 例1:決めた営業時間を誤って表示した → 約束した内容との違いを確認する
- 例2:完成後に文章を別の内容へ変えたい → 範囲に含むか相談する
- 例3:予約機能を新たに付けたい → 作業範囲・費用・納期を改めて確認する
上記は考え方を整理する例で、個々の契約における法的な結論ではありません。
回数だけでなく、確認の区切りを作る
仮に「2回まで」とする場合でも、何を1回と数えるのか、相手は迷うかもしれません。「ご確認いただいた変更点を一度にまとめていただき、内容を確認したうえで対応する」と説明し、範囲と締切を相談します。
一方で、まとめてもらうことだけを優先して、お客様が不明点を質問できなくなる必要はありません。相談と制作作業を区別し、分からない点は早めに確認できるようにしておきましょう。
範囲を説明するときの例文
架空の文例初回の制作内容をご確認いただいた後、変更したい箇所をまとめてお知らせください。
お見積もりに含まれる作業の範囲を確認して対応します。新しいページや機能の追加など、範囲を超える場合は、着手前に費用と納期をご相談します。
具体的な回数や期間を記載する場合は、合意した内容と合わせてください。内容が決まっていないのに、例文の数字をそのまま契約条件として使わないようにします。
確認が一度で終わらないときは
お客様が初回の確認後、誤記に気づいたり、他の担当者の意見を聞いたりすることもあります。まず内容を整理し、合意した制作範囲に含まれるかを確認しましょう。返答を待たずに「追加料金です」と決めると、認識のずれが広がりかねません。
範囲を超える変更が必要な場合は、作業内容、追加費用、納期への影響を示し、相手の了承を得てから着手します。了承が得られなければ、元の範囲で完成させるなど、可能な選択肢を相談します。
無制限と書く前に確認すること
- 修正対象、対象外の追加作業は説明できるか
- 変更点を伝える方法と、確認する時期は決まっているか
- 公開後に対応する期間や範囲は明確か
- 不具合や合意内容との違いをどう扱うか相談できるか
- 追加費用や納期を変更するときは事前に相談するか
なお、月額相談での質問回数と、制作物の修正作業は別です。相談の回数に制限がないという説明を、そのまま制作修正が無制限という意味にはしません。
参考資料
2026年10月28日確認。制度・利用条件は変わることがあります。実際に利用するときは、参照先の最新の案内もご確認ください。