AIに「サイトを作って」だけで伝わる?目的・素材・完成条件を整理する指示メモ

AIにWebサイトの制作を頼むときは、「どんな人に、何を伝え、何ができるページか」を一緒に伝えると、作業の方向を整理しやすくなります。まずは、架空の題材で短い指示メモを作ってみましょう。
ただし、指示を詳しく書いても、出来上がった内容が正確で安全とは限りません。完成後は、人が文章、リンク、スマホでの表示などを確認します。
「何のためのページか」を先に決める
同じ飲食店のサイトでも、営業時間を知ってもらいたいのか、予約してもらいたいのかで、必要な内容は変わります。AIに見た目だけを任せる前に、読む人と、その人に取ってほしい行動を書きます。
例えば「架空のパン店の紹介ページで、初めて来る人が場所と営業時間を確認できるようにしたい」と決めれば、地図や連絡先などの必要性が見えてきます。これは練習用の架空の店で、実在の事業者情報ではありません。
そのまま使える、練習用の指示メモ
架空の文例【目的】架空のパン店を紹介する1ページを作る。
【読む人】初めて来店する人。
【伝えること】お店の特徴、商品例、所在地、営業時間。
【デザイン】白を基調に、読みやすい文字と余白を使う。
【完成条件】スマホでも読めること。見出しと本文を分けること。
【注意】未確認の営業時間や口コミは作らず、「確認中」と表示すること。
一度に完璧な依頼文を作ろうとしなくて大丈夫です。出てきた案を見て、「文字を大きくする」「住所は仮の表記にする」など、一つずつ具体的に修正を頼みましょう。
実際のお客様の案件では、氏名、連絡先、パスワード、非公開の契約内容などを、そのまま入力しないでください。情報を共有してよいか、お客様の条件と利用するサービスの設定・規約を確認し、必要に応じて架空の情報に置き換えます。
完成条件は、見た目以外も書く
「きれいなページ」という言葉だけでは、人によって完成のイメージが違います。文字の大きさ、必要な見出し、表示する情報、リンク先などを確かめられる形にしましょう。
- 画面の幅が狭くても文字とボタンが読める
- 未確認の住所・営業時間・口コミを実在の事実として載せていない
- リンク先や問い合わせ方法が、決めた内容と一致する
- 画像の使用条件を確認できる
- 自分が説明できない部分を残したまま納品しない
AIが作った内容に誤りがあれば、人が修正を依頼し、再度確認します。公開や納品は、お客様との合意や必要な確認を経てから行いましょう。
作った後は、答えをそのまま信じず確かめる
たとえば、AIが「営業時間は9時から」と表示したとしても、練習用メモにその情報がなければ、事実ではなく生成された内容かもしれません。確認できない情報は削除するか「確認中」にし、実際の案件ではお客様に聞きます。
リンクが押せることと、正しい場所につながることも別です。表示だけを眺めて終えず、スマホで文字を読み、ボタンやリンクを操作してみましょう。問い合わせ機能などのテストには実際の個人情報を使わないようにします。
まずは一つの指示を、具体的にしてみる
手元のメモに「誰が読む」「何を知りたい」「読み終えたらどうする」の3行だけ書いてみてください。練習では実在しないお店を使い、分からない情報は空欄にします。
少しずつ指示を整える経験は、AIへの依頼だけでなく、お客様から要望を聞き取る練習にもつながります。実際の案件で必要な確認は、その仕事の条件に合わせて増やしましょう。
参考資料
2026年10月28日確認。制度・利用条件は変わることがあります。実際に利用するときは、参照先の最新の案内もご確認ください。